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消化器内科のご案内

盛岡市で消化器内科は当院へ

消化器全般を対象とした疾患

消化器内科では、

  • 食道
  • 胃腸
  • 大腸

など、消化管の炎症性疾患の治療、そして早期癌の発見を目的とした各種検査を実施しています。

また、

  • 肝臓
  • 胆のう
  • すい臓

など、腫瘍性病変などの診断と治療を行なっています。

各種検査

  • 胃内視鏡検査
  • 大腸内視鏡検査
  • HbA1c測定装置
  • 一酸化炭素測定装置
  • レントゲン検査 など

内視鏡検査で病気を早期発見

盛岡市で内視鏡検査なら当院へ

内視鏡検査とは、内視鏡(ビデオスコープ)を用いて、外からは見えない胃の内部を直接観察・記録する検査です。先端にライトとCCD(光を検出する撮影素子)がついた管を、胃内視鏡検査(胃カメラ)なら口や鼻から、大腸内視鏡検査(大腸カメラ)であれば肛門から体内に入れ、画像をテレビ画面に表示させます。

早期発見のメリット

日本では胃がんや大腸がんといった消化器疾患の罹患率がとても多くなっています。数あるがん疾患の中でも、胃がん・大腸がんは死亡率が高い傾向があります。一方で、どちらのがんも、早期発見と適切な治療によって、普段の生活やお仕事に影響なく完治が期待できる病気です。その早期発見を手助けする検査のひとつが内視鏡検査です。病気の早期発見は、重症化リスクを軽減したり死亡率を下げたりするという最大のメリットがあります。

内視鏡検査では、粘膜を直接観察できます。レントゲン検査等の画像診断では難しい早期がんも、発見することができます。さらに、検査中に組織採取することもできるため、より正確な診断をすることができます。レントゲンと違って、被ばくの心配もありません。

地域の皆さんに、早期発見が可能な内視鏡検査を定期的に受けていただくことで、健康寿命の維持・延長につながる医療サービスを提供できたら幸いです。

がん進行(ステージ)の例

たとえば胃がんの場合、がんが粘膜層やその下の粘膜下層にとどまっているものを「早期がん」といいます。早期胃がんの場合、治癒率は90%を超えることがわかっています。

一方で、がんが粘膜下層を越えて筋層に入り込むか、より深く広がっているものを進行がんといいます。一般的には、がんが粘膜にできてから粘膜下層に至るまでには2〜3年かかるといわれているため、1年ないし2年で定期検診によって内視鏡検査を受けることで、仮にがんが発見されても早期がんの段階で治療方針を立てることができます。

大腸がんも同様に、早期に発見できれば治癒可能な病気といわれています。早期に発見し、大腸がんの手術を受けた方の5年間の再発率は、ほかのがんと比べても比較的低いことがわかっています。

以上のことから、内視鏡検査によって早期発見することは、がんを治す、再発率を下げるという点で大きなメリットがあります。

内視鏡医療機器と衛生管理

近年の医療現場において、医療機器を介した感染事故が問題となっています。内視鏡検査においても同様に、内視鏡を介した細菌感染やウイルス感染のリスクはゼロではありません。医療機関によってその管理体制にも差があります。

当院では、日本消化器内視鏡学会の定めるガイドラインを遵守し、内視鏡検査機器を適切な方法により消毒を行っています。徹底した衛生管理のもとで検査の安全性を高め、内視鏡介在感染の防止に努めています。安心安全の内視鏡検査なら当院へお任せください。

ご相談の多い症状

のどがイガイガする・引っかかる・違和感がある

喉の違和感は、鼻や喉の炎症(いわゆる風邪症状)をはじめ、腫瘍や消化器疾患によって起こることがあります。

中にはストレスや不安感によってのどに違和感を感じる方もいらっしゃいます。まずは消化器管に問題がないかを検査することをお勧めします。

 

お腹が痛い・張っている

腹痛の中でも、特に下腹部に痛みや張りといった症状をもたらす場合、発症要因の多くが消化器の病気です。

中には様子を見ても心配ないものもありますが、突然の痛みや強い痛みが生じている場合はすぐに受診しましょう。

大腸の病気

便秘が続いている

便秘は、排便が困難で不規則になる消化器系の問題です。その原因は多岐にわたります。

食生活の見直しと適切な水分摂取、生活習慣の見直し(運動や生活リズムの改善)にとって解消されることも多いですが、中には大腸の病気が隠れている場合もあるため、長引く・繰り返す・日常生活に支障をきたすという方は早めにご相談ください。

胃がムカムカする(胸やけ)

胸やけの症状で多いのが胃食道逆流症です。胃酸が喉に逆流することで、胸やけ等の不快感が起こります。

胃酸の逆流によって食道に炎症が起こる病態を、逆流性食道炎といいます。

逆流性食道炎

吐き気・嘔吐の症状

嘔吐は胃が強く収縮し、その内容物が食道を通って口から外に出される現象です。一方、吐き気は嘔吐するかもしれないという不快な感覚を指し、これは悪心とも表現されます。通常、吐き気が起きた後に嘔吐が続くことが多いです。

食中毒や消化器系、脳の疾患が原因で発生することが多いです。これらの症状は緊急性を要することもあるため、以下のような症状や兆候が見られる場合は、なるべく早めに受診しましょう。

  • 嘔吐だけでなく下痢の症状がある
  • 症状が何日も続いている
  • 体がだるい
  • 腹痛の症状がある
  • 吐き気・頭痛を伴う
  • 便や尿が出ない

下痢が続いている

お腹の不調、下痢、便秘などの症状が現れても、すぐに深刻な病気と考える人は少ないものです。例えば、下痢を経験した際に「ストレスのせいかもしれない」「水分を摂り過ぎたのかも」「冷たい食べ物を食べ過ぎたかも」といった軽い理由を考えがちです。実際に、こうした要因が下痢を引き起こすことはよくあります。しかし、腸の疾患など深刻な原因による下痢もあるため注意が必要です。

特に、下痢が長引く場合や下痢と便秘が交互に繰り返される場合、便に血が混じる場合は、早めの医療機関での受診をお勧めします。また、常に下痢症状が続いている人も「ただの体質だろう」と考えがちですが、これも何らかの健康上の問題の兆候である可能性があります。下痢は軽視せず、気になる症状がある時点で専門医に相談することが大切です。